ガーデニングライフ 2016.07.21

元気に育て! 花苗を買うときの選び方

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せっかく植えた花苗は元気に育ってほしいですよね。お店で花苗を選ぶときには、どんなことに気をつけていますか?

背が高いもの? つぼみが多いもの? さて、どんな花苗を選ぶのが正解なのでしょうか。

*花苗は大きければ良いというわけではない

大きく成長している花苗からは元気な印象を受けますが、背が高すぎると倒れてしまう心配があります。

栄養が不足した花苗は、細く長く成長しがち。全体の大きさよりも力強さを感じる花苗を選ぶのがコツです。

*茎の丈夫な花苗を選ぶ

茎が太くハリがあるのが良い花苗。しっかりした茎を持っていれば、小さくてもこれからたくましく育ってくれます。

*葉は多く、緑色のものを

花苗の葉は栄養を作り出すために大切なもの。葉がたくさんあるほど光合成をしっかりとすることができます。

葉の間隔が空いてしまったり、下の方の葉が落ちてしまったりしている花苗は避けましょう。全体的に葉が多く、しっかりと揃っているのがポイントです。濃い緑色でツヤのある葉がベスト。黄ばんだり枯れたりしてしまっていないかを細かくチェックします。

ついつい蕾が多いものを選んでしまいがちでは?

*花苗に付いているつぼみの数は重要ではない

より多くの花が咲くようにつぼみの多い花苗を選ぶ人は多いのではないでしょうか。確かにつぼみがあればその分花は咲きますが、店頭に並んでいる時点でのつぼみの数は、さほど気にする必要はありません。

いまはつぼみが少なくても元気な花苗であれば、じきにたくさんのつぼみを付けてくれます。それよりも葉や茎の状態を吟味しましょう。

*花苗をゆすっても、ぐらつかない

根の張りは花苗の成長にとって大事な要素。花苗のポットを持って軽くゆすってみましょう。根がしっかりと張っている花苗は、ぐらつきが少なく安定しています。

*ポットの下から出る根もチェック

花苗のポットの下には穴が開いていますね。そこから茶色い根が伸び出ていないでしょうか。

白く細い根が少し出ているのは元気な証拠ですが、茶色く太い根が出ている花苗は注意。売れ残りなどが原因で、植え付けのタイミングを逃し、根詰まりを起こしている可能性があります。

*害虫は他の植物へも悪影響

買ってきた花苗に害虫がいると、花壇に植えた他の植物にも移ってしまう危険があります。いまある植物を守るためにも、花苗に害虫が付いていないか、しっかりと確認したいですね。

葉の裏側や根元の土までよく観察してから買うようにしましょう。
手をかけた分だけ応えてくれるのが、ガーデニングの楽しみ。日頃のお手入れを無駄にしないためにも、花苗を選ぶところからこだわってみてください。
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